先週から、職業訓練施設での「IoT講座」の非常勤講師が始まりました。
IoTといっても、フィジカルコンピューティングがはじめての訓練生が多いので、ハードウェアの基礎的なお話からはじめています。
今日のテーマが「電子回路基礎」ということで、「アナログとデジタル」の話からはじめてみました。
概念的な話より実物でというのが、今回の講座で心がけていることなので、まずは圧電スピーカーをマイク代わりに、オシロスコープで「波形観察」。
波形を見てもらったところで、「トランジスタラジオ」と「インターネットラジオ」の聴き比べをしてもらいました。
昔ながらのトランジスタラジオ(電子ブロックで組みたてた1石AMラジオ)とインターネットラジオ、どっちが早く音が聞こえる?なんてところから実際に確かめてもらいました。答は、昔ながらのトランジスタラジオが早く聞こえます(だいたい3秒程度の差があります)。
インターネットラジオが遅くなるのは、アナログ→デジタル・デジタル→アナログの変換プロセスがあるから。
ではどうして、そんな面倒なことをするの?ということからデジタル機器のメリットを考えて見ました。
そして、デジタル回路での「計算」ということで、二進数での加算の原理と、それを実際の回路で組んでみた「2bit+2bitの加算器」の説明をしました。
実際に、「電気回路で計算」する回路を見てもらうことで、CPUのなかでこんなことが起きているいるんだと実感してもらえたらいいなと思っています。
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